保健省は現在、2012年に国会へ提出する喫煙被害防止政策の草案に関する意見聴取を行っている。27日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
草案によると、喫煙被害防止政策の費用はタバコ税の増税分から拠出する。財政省は費用の拠出に向けて、タバコ税を現行の販売価格60%から80%に増税する方針。また、この増税が国内喫煙者数の減少にも繋がると期待している。
保健省発表のデータによると、2010年における国内タバコ会社の年間生産量は40億箱に上った。一方、1箱当たりの販売価格は、▽マレーシアの1.32ドル(約101円)、▽中国の1.52ドル(約117円)、▽イギリスの6.93ドル(約534円)を大きく下回る0.23ドル(約18円)に留まっているという。
なお、ベトナムの喫煙者数は1690万人を数え、年間の喫煙疾患関連の死者数は4万人に上る。