「学費を減免、外国人教師、現代的設備」などをうたった語学センターの巨大広告が、街中にあふれている。しかし実際に学び始めて、広告の内容が「羊頭狗肉」だったことに気が付くケースが多発している。19日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
ホーチミン市フーニュアン区の某語学センターで学んでいる生徒によると、ちらしでは「広い近代的な教室」を宣伝していたが、実際は20平方メートルほどの教室に生徒約30人が押し込められ、自由に移動もできない状態だという。民家を改造した建物で、通路は狭く非常口もない。教室が6つあるのにトイレは1階にあるだけだ。こうした民家を改造したにわか作りの語学センターが少なくない。
ビンタイン区の某語学センターで学んでいる生徒は、外国人教師に学べるという宣伝文句に引かれて登録したが、実際は異なり文句を言っても一向に改善されないと話した。別のセンターの生徒は、外国人教師がいても遅刻・早引きが当たり前で、頻繁に人が変わると嘆いた。授業料を前払いしているため、泣き寝入りしてしまう人が多いようだ。