5月26日に南シナ海のベトナム領海内でベトナムの探査船が中国の監視船に妨害される事件が起きたばかりだが、5月29日と31日にも別の探査船が不審な船から妨害を受けていたことが分かった。1日付トゥオイチェー紙電子版が報じた。
ペトロベトナムグループ(PVN)傘下のペトロベトナム技術サービス社(PTSC)とフランスのCGGベリタス社が共同で探査船「バイキング2号」により南部沖ダイフン油田付近の海域で調査を行っていたところ、5月29日と31日に不審な船による妨害を受けたという。
29日に不審船1隻が調査海域に侵入しようとして調査を妨害。31日にも、不審船2隻が調査海域に侵入しようとした。ベトナムの警備船がこれを阻止し、2隻のうち1隻の「FEI SHENG No.16」という船名を確認した。不審船はベトナム側の呼びかけには応じなかったという。