タピオカパール(タピオカを球状に加工し乾燥させたもの)ティーは、2009年に化合物のポリマーを原料として使っていると報道され安全性に疑問が持たれたが、今では何事もなかったようにタピオカパールティーの店が全国に乱立している。27日付グオイドゥアティンが報じた。
タピオカパールティーは特に若者たちに人気があるようだ。しかし本当に安全性に問題はないのだろうか。ハノイ市ホアンキエム区のドンスアン市場では、ビニール袋詰めのタピオカパールが卸売りされている。値段は1キロ当たり1万7000~1万8000ドン(70円前後)。価格の違いは袋に生産者の表示があるかないかだけで、どちらも同じ生産者の製品だと説明すると表示のない安い方を買っていくという。別の店では中国語の表示だけで、英語やベトナム語の表示のない袋詰めタピオカパールが売られていた。
規定では、輸入製品にはベトナム語の表示をするよう義務付けられており、販売業者が製品の原産地を証明できなければ最高2000万ドン(約8万円)の罰金が科せられることになっている。しかし当局の取り締まりに頼るよりも、原産地が分からない食品や不衛生な状態で売られている食品を口にしないことが自分の身を守る最良の方法と言えるだろう。