年初2か月に全国で70件のストライキが発生した。1日当たり1件を超えるストライキが起きたことになる。6日付ダイドアンケット紙電子版が報じた。
労働者はすき好んでストライキをしているわけではない。政治目的でないことは明らかで、給与が毎日の生活費にも足りないという経済問題が直接的な原因だ。調査結果によると、ストライキの理由の約80%が給与の低さで、その他に▽賞与がないかまたはあっても「雀の涙」しかない▽労働条件が過酷で生命の危険さえ感じる▽労働法の規定を超える残業がある――などが挙げられている。
ストライキが規定どおりに行われていないことを理由に労働者の非を問うのは、解決につながらない。労働者側が合法的に正当な要求を使用者側に提出しても受け入れられない場合、労働者にとってはストライキが自分たちの権利を守る残された最後の手段となっている。ストライキが起きるかどうかは、使用者が法律を順守し労働者の正当な権利を守るかどうかにかかっている。