ホーチミン市で29日、「節電家族2011年」と題された節電競争プログラムが発表された。同市電力総公社、婦人協会、エネルギー節約センターが主催する。30日付グオイラオドン紙電子版が報じた。
このプログラムは、電力が特に不足する4月から6月にかけての3か月間に、前年の同時期に比べ10%以上電力消費量を減らすことのできた世帯に報奨金を贈るもので、報奨金総額は約21億ドン(約840万円)。市レベルの報奨金が240世帯に、区・郡レベルの報奨金が1万世帯に贈られる予定だ。
ホーチミン市ではこの期間、1日当たり35万~200万キロワット時の電力量が不足するとみられている。ベトナム電力グループ(EVN)によると、同市の電力消費の40%は家庭が占めており、各家庭が10%節約するだけで不足分を補うことができるという。