ダナン市人民委員会はこのほど、外国人向けに新春会合を開催した。参加した外国人にはベトナムの暮らし、特に旧正月(テト)に魅了され、ベトナムに移り住んだという人もいる。米国人のキャサリーンさんはその典型的な例だ。25日付タインニエン紙(電子版)が報じた。
心理学修士を持つキャサリーンさんは、ワールド・ケアの活動に参加したことをきっかけに、1997年に夫と子供2人とベトナムへの移住を決意した。現在、キャサリーンさんは地元の身体的障害者向けの雇用創出のため、同市レー・ホン・フォン通りでバインミー店を営んでいる。
キャサリーンさんの息子はベトナムの高校を卒業後、米国の大学に進学するため帰国したが、テトには毎年ベトナムに戻り家族と過ごす。キャサリーンさんの家庭では、テトには欠かせないバインチュン(ベトナム風緑豆豚肉入り餅)も自家製だ。「バインチュンが茹で上がるのを家族で待つ時間は、何とも言えない最高な時です」と流暢なベトナム語で話すキャサリーンさんの顔がほころんだ。