ハノイ人民裁判所は22日、格安航空会社ジェットスターパシフィック(JPA)に対するジェット燃料供給を一方的に停止し競争法に違反したとして、航空燃料社(ビナプコ)に改めて34億ドン(約1000万円)の罰金支払いを命じた。22日付VTCニュースが報じた。
ビナプコは2008年4月に、JPA航空機に対する燃料供給を一方的に停止したとして、34億ドンの罰金が科せられたが、ビナプコはこの決定に対しハノイ市人民裁判所に不服を申し立てていた。今回、ハノイ市人民裁判所は、競争評議会の決定が法理的根拠に基づくものとし、ビナプコの不服申し立てを却下した。
これに対して、ビナプコのチャン・フウ・フック社長は、JPAはビナプコに対し長期にわたる巨額の債務があり、ビナプコはJPAと締結した燃料売買契約に基づいて、JPAへの燃料供給を停止する権利があるとして、上訴する方針を明らかにした。