ホーチミン市保健局は11日、同市6区のビンタイ市場(チョロン)で売られていた漬物や果物の乾燥品を検査した結果、6サンプル中5つが食品安全衛生の品質基準に達していなかったと明らかにした。6サンプル中3つは鉛の含有量が許容値をオーバー、また4つからは食品への使用が禁じられているチクロが検出された。これらのサンプルはいずれも原産地が不明で、生産日も消費期限も記載されていなかった。
こうした事態を受けて保健局は、6区の食品安全衛生検査チームにビンタイ市場で漬物や果物の乾燥品を売っているすべての小売商を検査し、違反があれば処分するよう指示。また、学校近くで売られている同製品についても生産者や生産日が不明な場合は没収して処分するよう指示した。