交通運輸省が7月29日に開いた大都市でのバイクの排気ガス規制案についての会議で、ベトナム登録検査局は「バイクの排気ガス定期検査実施案」を政府に提出する予定だと明らかにした。
実施案によると、バイクを新車で購入した場合は登録後3年目に排ガス検査を実施、その後は毎年1回定期検査を行わなくてはならない。排気ガス規制基準をクリアしたバイクにはシールと証明書が発給される。基準に達しないバイクは修理や部品交換などを行う必要がある。基準未達成バイクは排気ガス規制がまだ実施されていない都市や地方でのみ使用することができる。
交通警察はシールと証明書に基づいてバイクの検査を行い、違反者には20万~30万ドン(約1060~1600円)の罰金が科せられる。この案が政府に承認されれば、2010~2012年の間にハノイ市とホーチミン市で実施されることになる。初年度に両市に合計139カ所の排気ガス検査場が設置される予定だ。