アジア動物基金(AAF)は14日、北部ビンフック省のタムダオ国立公園内にベトナムで初めての半野生の飼育施設「クマ保護センター」をオープンした。この施設は面積2500平米の半野生のスペースに24のおりが設置されており、ツキノワグマとマレーグマの2種類のクマが別々に保護されている。
AAFは今後、農業農村開発省の各機関と協力して「クマ保護センター」建設案件第2期に着手し、同センターの面積を12ヘクタールに拡大する予定。AAFはまた、宣伝活動と教育を通じて、今も全国各地で行われている違法なクマの飼育や売買を防止したいとしている。