HIV/エイズ・麻薬・売春防止国家委員会委員長を務めるチュオン・ビン・チョン副首相は11日に開かれた関係省庁代表者との会合で、各省庁と地方当局が来年中に麻薬中毒患者と売春婦の管理体制強化の計画を立案し実施する必要があると強調した。麻薬中毒患者と売春婦はHIVの全国規模での感染を引き起こす温床となることから、早急な対策が不可欠だとしている。また、取り締まり当局に対し麻薬の使用・売買や売買春の現場を徹底的に摘発するよう求めている。
今年11月末時点で当局が把握している麻薬中毒患者の数は17万3229人で、昨年末に比べ5076人減少している。また、全国のHIV感染者の数は13万5169人で、うち2万9094人がエイズを発症している。