ホーチミン市:大気汚染で子どもの呼吸器疾病増加

2008/12/05 07:45 JST配信

 ホーチミン市環境保護支局がこのほど発表した環境観測結果によると、同市の粉じん濃度観測地点のおよそ半数で許容基準を超える粉じんが検出されている。粉じん濃度は日増しに増加傾向にあり、特に同市の東部と北西部で悪化が著しいという。

 一方、ホーチミン市第一小児病院の統計によると、この数年呼吸器の病気で診療を受ける小児患者が急増しているという。呼吸器官の細菌感染症患者は1996年に2800人だったのに対し今年はすでに3800人に達している。また、ぜんそくは1996年の3000人から2005年には1万1000人に、中耳炎は1996年の441人から2005年には2000人にそれぞれ増加した。同病院で診療する呼吸器関連の患者のうち、大気汚染が原因とみられるのは全体の約6%に上るという。

[Tien Phong online, 29/11/2008, 10:47]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 16日午前から正午にかけて、ホーチミン市内全域が霧とスモッグに覆われた。南部気象台によると、霧とス...
 ホーチミン市資源環境局所属環境観測分析センターの報告によると、最近市内の大気中の一酸化炭素(CO)や...
 米ゼネラル・エレクトリック傘下のGEエナジー社はこのほど、ベトナム人の大気汚染に対する認識について...

新着ニュース一覧

 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 午後3時、ハノイ市ハイバーチュン区ファムディンホー街区在住のグエン・ゴック・クアンさん(男性・61歳...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)傘下の政策開発研究所が先般発表した...
 医療機関向けパッケージソフトウェアの製造・販売を手掛ける株式会社エクセル・クリエイツ(大阪府大阪...
トップページに戻る