財政省はこのほど、ホーチミン市人民委員会が交通渋滞緩和策として提案していた車両登録料の引き上げと車両通行料の徴収に同意しない考えを明らかにした。
同市人民委は、バイクの車両登録料を現行の2倍に、乗客輸送を行わない定員7人以下の自動車の登録料を200万ドン(約1万1000円)から5000万ドン(約28万円)にそれぞれ引き上げることと、新たに車両通行料<バイク1台当たり年間50万ドン(約2800円)、乗客輸送を行わない定員7人以下の自動車1000万ドン(約5万6000円)>を毎年徴収することを提案していた。
しかし財政省は、車両登録料の大幅な引き上げについて、周辺地方で登録した車両を市内に持ち込むケースが増えるだけで、交通渋滞の解決策にならないと指摘。また車両通行料の徴収については、関連政令と手数料法令の改正が必要となり、各方面の意見を聞いて調整する必要があるとしている。