ホーチミン市労働傷病兵社会局はこのほど労働傷病兵社会省に対し、同市の社会保険料滞納企業の状況を報告するとともに、そうした企業への罰金強化案を提案した。それによると、現行の罰則規定では社会保険料を納付しない企業に対する罰金額が最高2000万ドン(約11万4000円)と低く設定されているため、多くの企業が保険料を支払うより罰金を納付するほうを選択する事態となっている。そのため同局は罰金額を滞納額の20%にするよう提案している。
同市社会保険事務局によると、10月末時点で社会保険料を滞納している企業は88社で滞納額は合計約400億ドン(約2億3000万円)に上っている。