103軍医学校伝染病科のドアン・フイ・ハウ主任はこのほど、H5N1型鳥インフルエンザウイルス予防ワクチンのボランティア30人に対する臨床試験(第1期)が終了し、検査で良好な免疫反応が確認されたと明らかにした。ハウ主任によると、2度目のワクチン接種をしてから3カ月以上が経過したが、30人には深刻な副作用などは見られないという。また、時期をずらして採取した各接種者の血液サンプルを検査した結果、いずれも抗体の形成が確認された。
このワクチンは第一ワクチン生薬製造社(中央伝染病衛生研究所)が生産する。出荷は2009年末になる見込みで、ワクチン1本当たりの価格は約3万ドン(約200円)程度になるという。