陸運局はこのほど、ホーチミン市内にある「第1ニティエンドゥオン橋」と「第1ビンチエウ橋」が老朽化と交通量の増加により、いつ崩落してもおかしくない状況にあると、同市交通公共事業局に文書で通達した。
それによると、同市8区からメコンデルタ地方ロンアン省方面へ向かう国道50号線を結んでいる第1ニティエンドゥオン橋は、耐荷力が5トンと低いため、現在は二輪車と三輪車の通行のみが許可されている。2年前には交通量を緩和させるため近くに新橋が架けられたが、依然として崩落の危険性があるという。
一方、第1ビンチエウ橋はホーチミン市と東南部ビンズオン省を結ぶ国道13号線上にあり、2年前に第2ビンチエウ橋が建設され一方通行となった。耐荷力は16トンあるが、恒常化している交通渋滞と大型車の通行により崩落の危機にさらされているという。
陸運局は市交通公共事業局に対し、この2本の橋の検査と緊急対策を実施し、結果を報告するよう求めている。