ホーチミン市総合科学図書館で20日、同図書館とオランダ領事館、フォース基金(オランダ)、英国ロンドンに本拠を置くスタンダードチャータード銀行の協力による視覚障害者向け移動図書館プロジェクトの発表が行われた。
このプロジェクトでは第一弾として、16人乗りのミニバスを改造した視覚障害者向け移動図書カーを完成させた。この車には音声でインターネット検索が可能なパソコン2台、音声読み上げソフト、点字プリンタ、弱視者用拡大装置、音声読書機18台、点字本や子供向け点字絵本などが備えられている。この移動図書カーは2008年初めから、ホーチミン市近郊と南部の各省で試験的にサービスを開始する。