17日、ソンダーセメント社(本社:ホアビン省)のズン社長は、同社が紛失した放射性物質(※関連ニュース参照)を届け出た人に懸賞金1000万ドン(約7万円)を贈ると発表した。
この事件は7月30日に同社のセメント生産ライン設備の中にあった放射性物質をいれた容器が盗まれたもの。盗まれた容器は100cmx120cmx100cmの灰色の長方体、重量は5~7kg。これより前に核エネルギー安全検査局はこの事件についてテレビ等のメディアで発表、住民に放射性物質の危険性を訴える注意喚起を行った。警察も同物質の行方を追っているが、放射能探知機が3~5メートルの限られた範囲にしか使えないこともあって捜索は難航している。