東南部地方ビンフオック省教育訓練局の公文書を偽造したとみられる書類の画像が18日夜からソーシャルネットワーキングサービス(SNS)で急速に拡散され、児童や保護者の間で混乱を招いている。書類には、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として休校措置を3月14日まで延長する」と記されていた。
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騒ぎを受けた同省教育訓練局のリー・タイン・タム局長は、「全くの偽物」として、SNS利用者に対し、偽造文書に騙されないよう警戒を促した。公文書を偽造した者は現時点で特定されていない。
同局はこれに先立つ15日に公文書を発表し、この中でテト(旧正月)明けから2月21日まで休校措置を適用することを明らかにした。同局ではその後、休校措置に関する公文書は新たに交付していない。
また、南中部高原地方ラムドン省でも15日夜、同じく休校措置を延長して3月1日に学校を再開するとの内容の偽公文書がSNSで拡散された。こちらの公文書を偽造したのは高校1年生の少年だったことが確認されており、警察は少年と保護者を召喚して聞き取りを行っている。同省では自治体の決定により、17日から学校が再開している。
なお、COVID-19に関するデマを流した場合は、その度合いによって処分され、刑事法第288条に触れた場合は最大2億VND(約92万円)の罰金を科されるほか、最大7年の禁固刑を言い渡される可能性がある。