ホーチミン市タンビン区で廃品回収をしているグエン・ティ・アイン・ホンさん(女性・36歳)が、10万VND(約570円)で買い取った中古スピーカーの中から500万円以上の日本紙幣を発見した事件で、発見から1年以上が経過した2日、同区警察は持ち主不明として拾い主のホンさんに全額を返却した。
(C) thanhnien |
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ホンさんが受け取った1万円札524枚のうち116枚は損傷しており両替できなかったため、一時的に銀行が保管することになった。ホンさんは、残る408枚のうち8枚を記念に保存し、400枚をベトナムドンに両替して現金約6億9100万VNDを受け取った。
ホンさんは、「これほどの大金を手にするのは生まれて初めて。まずは実家の建て直しのために自分と夫の両親へ仕送りをし、一部は孤児や困っている人の支援に、残りは子供の教育に使います」と喜びを語った。17年にわたり廃品回収で家計を支えてきたホンさんは、今後もこの仕事を続けていくという。
2014年3月、ホンさんは前年末に買い取った中古スピーカーの中から大量の日本紙幣を発見し、落し物として警察に届け出た。届け出た日から1年が過ぎても持ち主が見つからなかったため、法律にしたがい拾い主のホンさんに所有権が移ることになった。