近所に住んでいた当時12歳と10歳の少女を強姦した罪に問われていた男の裁判で、メコンデルタ地方ティエンザン省人民裁判所は5日、同省カイベー郡タンフン村在住のホー・バン・ビン被告(54歳)に終身刑の判決を下し、被害者2人に合計2650万ドン(約12万4000円)の賠償金支払いを命じた。5日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
起訴状によると、ビン被告は2011年2月から2012年11月までの間に100回以上に亘って、近所に住むCちゃん(当時12歳)を強姦した。Cちゃんに黙っていてもらうため、1回につき1万~10万ドン(約50~470円)を渡していたという。ビン被告は、Cちゃんへの強姦事件で逮捕された後の警察の余罪追及で、同じく近所に住むTちゃん(当時10歳)を4回に亘り強姦したことも認めている。
5月に行われた裁判では同被告に対し、禁固20年の判決が言い渡されたが、被害者家族はこの量刑が軽過ぎるとして控訴。再審の結果、同被告の終身刑が確定した。