東北部バクザン省ルックナム郡フオンソン村で宝飾品店を営むチン・バン・ゴックさん(男性:37歳)一家が強盗に惨殺される事件が起きた。24日付ダットベト紙(電子版)が報じた。
24日9時ごろ、開店時間を過ぎても店を開けないことを不審に思った近所の住民が店のドアを叩いて、呼びかけたところ返事が無かった。何か事件に巻き込まれたのではないかと疑った住民は、他の住民と協力して2階住居のバルコニーからゴックさん宅に入り、家の中を調べたところ、ゴックさんと妻のビックさん、1歳半になる次女が血だらけで死んでいるのを発見したと言う。更にベッドの下からは、8歳の長女が右手を切断された状態で発見された。
長女は救急車で搬送され右手の縫合手術を受けた。手術は成功したが、切断されていた時間が長かったため、正常に動くようになるかは分からないという。長女の証言によると、23日深夜、豪雨の中、2人の強盗がゴックさん宅に押し入り、ゴックさん夫婦と妹を殺害した。長女はとっさにベッドの下に隠れたため、命は助かったが、助けを呼ぼうとベッド脇にある電話に手を伸ばしたとき、右手を刃物で切断されたと言う。
2階にあった金庫と1階の宝飾店から数十テールの金塊と大量の宝飾品が盗まれており、同省警察は強盗殺人事件として、捜査を進めている。