サボジラの種を喉に詰まらせ、14年後に摘出

2010/10/23 08:26 JST配信

 ホーチミン市のグエンチーフオン病院呼吸器内科のグエン・ホン・タイン・フオン医師はこのほど、サポジラ(カキに似た甘い果実をつける木で、チューインガムノキとも呼ばれる)の種を肺から摘出する手術に成功したと明らかにした。

 患者は23歳の女性で、1カ月ほど前から左胸の痛み、熱、せきなどの症状があり地元の病院で治療を受けたが回復せず、最近喀血するようになったという。女性は、14年前の9歳のとき、サボジラの種を喉に詰まらせたことがあり、病院で治療を受けた後は問題なく暮らしてきたと話した。医師らは内視鏡手術で、女性の左の葉気管支を塞いでいたサボジラの種を摘出するのに成功した。患部の周囲はかなり化膿していた。

 医師らによると、サボジラの種はサイズが大きい、表面がすべりやすい、両端が尖っているなどのため摘出が難しいが、放置しておけば炎症を引き起こし死亡に至るケースもあるという。医師らはもし種を喉に詰まらせた場合は、病院で医師の診断を仰いでほしいと呼び掛けている。

[VnExpress, 20/10/2010, 09:23 GMT+7, O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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