8日朝、メコンデルタ地方カントー市カイラン区第1地区の住民は、新生児が中に入れられた発泡スチロールの箱がカントー川の水面を漂っているのを発見した。住民は直ちに箱を岸に引き上げ、新生児を地元の診療所に搬送した。
診療所長のグエン・バン・ティック医師によると、新生児は男児で体重3900グラム、生後4時間ほどでへその緒がまだついたままだったという。かなり弱っていたが救命処置をした結果、自分でミルクを飲めるようになるまで元気を回復した。
地元警察はこの新生児の身元確認を急いでいる。また、この出来事を知った多くの人から、養子にしたいとの申し出が既に寄せられているという。