22日午後4時半ごろ、ホーチミン市のタンソンニャット空港でホーチミン市ハノイ行きベトナム航空VN756便の搭乗手続きをしていた男性2人が「空港を爆破する」と口にしたため、警備員に身柄を拘束される事態となった。
この乗客2人は民間ファンドの職員でハノイ市在住のダン・クアン・トゥアン(38歳)と北中部タインホア省出身のリュー・ホン・ナム(31歳)で、手続きをしている間にトゥアンが「明日空港を爆破する」と話したという。飛行機は定刻どおりに出発、一方残された2人は空港から同市タンビン区警察に身柄を移送されて事情聴取を受けた。
2006年からこれまでに、少なくとも6人の乗客が安全な運航を脅かすような不適切な冗談によって罰金や警告の処分を受けている。2006年12月に「手荷物の中に爆弾が入っている」と冗談を言った乗客2人は、ベトナム航空から罰金5億ドン(約250万円)の支払いを要求されたうえ、同社フライトの利用を永久に禁じられる処分を受けている。