ベトナム航空局は17日、ホーチミン市のタンソンニャット空港で14日、ベトナム航空総会社(ベトナム航空)のホーチミン発ダナン行きVN1316便の搭乗手続き中に「荷物の中に爆弾が入っている」と発言し、フライトを遅らせたマリアーノ・アゴスティーニ氏(フランス国籍:男性)に対して、1500万ドン(約5万9100円)の罰金を科すと発表した。14日付VNエクスプレスが報じた。
同局は、今回の爆弾騒ぎは航空機のスコッチ(車輪止め)がまだ外れていない段階だったため、1000~2000万ドン(約3万9400~7万8700円)の罰金を科す行政処分に当たるとしている。
なお、2006年に同じく爆弾騒ぎを起こしたベトナム人乗客2人は、発言したのが離陸直前だったため、空路往来妨害罪で起訴された。さらにベトナム航空から罰金5億ドン(約196万円)の支払いを要求された上、同社フライトの利用を永久に禁じられる処分を受けている。