最近、南中部クアンナム省タイザン郡に居住する少数民族コトゥ族の間で、生まれた子どもに韓国風の名前を付けることがブームになっている。これはテレビで放映される韓国ドラマの影響で、同郡アーティエン村では「初恋」のような韓国ドラマに夢中になる余り、コトゥ族の名字に韓国風の名前を組み合わせたフォルーン・サン・ジウ、リア・ティ・スー・ウー、ブリウ・ティ・ヒー・スー、フォルーン・サン・オクなどの奇妙な名前の出生届を出すケースが続出している。また、ヤマハなどのバイクメーカーの名前を付けられた子どももいる。
同郡人民委員会はこうした風潮は民族固有の文化の衰退につながるとして、コトゥ族の人々に自民族の名前を付けるよう教育・啓発活動を行うことにしている。