ホーチミン市警察は19日、わいせつな画像や小説などを掲載していたアダルトサイトを摘発し、関係者11人を逮捕したと明らかにした。
このサイトは、ホーチミン市自然科学大学卒業のコンピューターエンジニア、グエン・タン・チュオン(28歳・男)が2006年に立ち上げたもので、当初は若者を対象とした性教育を目的にしていたという。しかしアクセス数を増やすため、次第にわいせつ画像や官能小説などを掲載するようになった。
そのためサイトは一躍人気サイトとなり、チュオン容疑者は書き込みの多かったラム・ズオン・ヒエウ(28歳・男)、トン・アイン・ホアン(56歳・男)、海外在住ベトナム人1人の3人を副管理人として運営に協力させていた。同サイトには国内外から1日に数十万回のアクセスがあり、30万人がメンバー登録をして画像や記事の投稿を行なっていた。
今回逮捕された関係者の大半は大学院や大学を出た高学歴の持ち主で、現役の大学生も含まれている。また、サイト運営でもうけていたのは管理者だけで、ほかの関係者は「趣味」としてサイトに参加していた。