メコンデルタ地方キエンザン省ラックザー市警察は8日、シリコン注入による豊胸手術を行って女性を死亡させた疑いで、同市在住のチャン・ホアイ・バオ・ソンとアンザン省在住のドー・ダットの2人を逮捕したと発表した。
ビューティーサロンの経営者であるソン容疑者は、ホーチミン市から来る専門家が特別価格で豊胸手術をしてくれるとディン・ティ・Tさんを説得。Tさんはこれを信じて6月18日、同サロンで自称専門家のドー・ダット容疑者から両胸にシリコンを直接注入する手術を受けた。費用は300万ドン(約1万9000円)だった。
しかし手術直後からTさんは体調が悪くなり、3日後にキエンザン省総合病院に救急搬送されたが助からなかった。同省内でのシリコン豊胸手術による死亡事件はこれで3件目となる。