6月17日、ベトナム航空のハノイ発パリ行きVN535便の機内で、ベトナム人男性客2人が持参のパソコンでアダルトビデオを鑑賞し、周囲の乗客らが激しく抗議する騒ぎが起こった。
この2人はホーチミン市ヤングビジネスマン協会に所属する会社の社長で、同協会の他のメンバーと共に出張中だった。2人は離陸からおよそ30分後にアダルトビデオを見始め、隣の席に居合わせたフランス人女性客から不快な映像や音声について抗議を受けた。ところが、この2人はその後も数時間に渡って意図的にアダルトビデオを流し続けたため、この女性客ばかりではなく2人と同行していた別のメンバー達からも非難の声が上がることとなった。
結局、同機のセキュリティが2人を呼び出して注意を行い今回の事態は収束した。ベトナム航空のスポークスマンは、乗客が鑑賞している映像や音楽について航空会社側が禁止できる規定は存在しないので、乗客1人1人の意識が重要だとの見解を示した。