- 国家構造改革の継続に関する結論公布
- 国家構造改革をさらに再編・効率化
- 基準を満たさない省・市は合併の対象に
ベトナム共産党政治局・書記局はこのほど、国家構造改革の継続に関する結論第126号-KL/TWを公布した。
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政治局・書記局はこの中で、郡レベルの行政区(◇省・中央直轄市直属の市、◇区=quan、◇郡=huyen、◇町=thi xa)を廃止し、一部の省レベルの行政区(◇省、◇中央直轄市)を統合する形で、国家構造改革をさらに再編し効率化するよう指導した。
ベトナムには現在、57の省と6つの中央直轄市を含む63の省レベルの行政区がある。国会常務委員会の規定によれば、省・中央直轄市は人口規模、面積、郡レベルの行政区の数という3つの重要な一定の基準を満たす必要がある。
基準を満たさない省レベルの行政区は合併の対象となる。合併の対象となる可能性がある省レベルの行政区のリストは発表されていないが、現在の基準に照らし合わせると、複数の省が合併される可能性があるとされている。
全国で人口が最も少ない省レベルの行政区として、順に、◇東北部地方バクカン省、◇西北部地方ライチャウ省、◇東北部地方カオバン省、◇南中部高原地方コントゥム省、◇南中部沿岸地方ニントゥアン省、◇西北部地方ディエンビエン省、◇南中部高原地方ダクノン省などが挙げられる。
また、全国で面積が最も小さい省レベルの行政区として、順に、◇北部紅河デルタ地方バクニン省、◇同ハナム省、◇同フンイエン省、◇同ビンフック省、◇南中部沿岸地方ダナン市、◇北部紅河デルタ地方ニンビン省、◇南部メコンデルタ地方カントー市などが挙げられる。
なお、国家構造改革の一環として、郡レベルの警察・人民検察院・裁判所も廃止される見通しだ。