ラオスを実務訪問したファム・ミン・チン首相は10日、同国の首都ビエンチャン市でトーンルン・シースリット国家主席 兼 ラオス人民革命党中央委員会書記長と会見した。

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　シースリット国家主席はこの席で、同国がベトナムとの特別な協力関係と団結を常に重視して最優先事項としていると述べ、関係強化は両国にとって戦略的に重要な意味を持つとの認識を示した。

　一方のチン首相は、これに先立ち行われたソーンサイ・シーパンドン首相との会合や、ベトナム・ラオス投資協力会議で合意に至った事項などを報告した。

　双方は、両国関係が深化していることに喜びを表明し、政治協力の一層の強化と、国防・安全保障協力が引き続き両国関係の重要な柱になるとの共通認識を示した。

　なお、2024年における両国間の貿易額は前年比+35％増の22億USD(約3500億円)へと大幅に増加したが、現時点の貿易額は両国の特別な関係には見合っていないと考えられており、両国首脳らは貿易額を早期に50億USD(約7900億円)に増やすことを目指すとした。