- 第1サバン風力発電プロジェクトを受領
- 第1期は出力300MW、投資額4.9億USD
- グループ最大規模の陸上風力発電案件
ラオス計画投資省はこのほど、ベトナムの地場系コングロマリット(複合企業)T&Tグループ(T&T Group)系列企業に対して、ラオス中部サバナケット県で計画されている第1サバン(Savan)陸上風力発電プロジェクトを譲渡した。
(C)VTC News |
譲渡契約の式典は9日、ラオスを公式訪問中のファム・ミン・チン首相と、ラオスのソーンサイ・シーパンドン首相の立ち会いのもと催された。
これにより、T&Tグループ傘下の第1サバン風力発電(Savan 1 Wind Power)が同案件の投資主となった。運営期間は25年。総出力は495MW、投資総額は約7億6800万USD(約1200億円)。第1期の出力は300MWで、投資総額は4億9000万USD(約770億円)超、商業発電は2025年末を予定している。
同案件は、T&Tグループにとって最大規模の陸上風力発電プロジェクトとなり、2035年までに再生可能エネルギーの総出力12~15GWという目標達成に貢献する見込み。同案件を通してベトナムに電力輸出することで、ベトナム国内のエネルギー需要に応えるだけでなく、両国間の関係強化にも資すると期待されている。