- 鉄道建設で資本支援や技術移転を要請
- 農産物に対する市場開放の継続を希望
- 駐重慶ベトナム総領事館設立で外交文書
中国雲南省昆明市で開催される第8回大メコン圏サミットに出席するため中国を訪問中のファム・ミン・チン首相は7日、中国の李強(リー・チャン)国務院総理(首相)と会談した。
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チン首相は会談で、ベトナムが常に越中関係を重視し、外交政策において一貫して中国を最優先事項としていることを改めて確認した。また、◇ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間、◇ランソン~ハノイ間、◇モンカイ~ハロン~ハイフォン間の中国に接続する3本の標準軌鉄道の建設で両国が協力を加速することの必要性を主張し、中国側に対し、これらのプロジェクトを実行するための資本支援、技術移転、人材育成を要請した。
首相はまた、中国がベトナムの強みである農産物に対する市場開放を継続し、電力購買分野でも協力することを望んだ。
一方の李首相は、中国がベトナムとの関係を非常に重視し、近隣外交政策において常にベトナムを優先事項としていると強調した。農産物を含む高品質なベトナム産品に対し、中国市場をさらに開放することを約束した。
李首相は交通インフラの接続を強化し、安定したサプライチェーンと生産チェーンの構築・維持における協力を促進することで一致し、ベトナムが2027年にアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議を開催することを支援するとした。
会談では、両首相の立ち会いのもと、駐重慶ベトナム総領事館の設立に関する両外務省間の外交文書が交わされた。