- 国家主席、両国関係の良好な発展を評価
- 日越外交関係樹立50周年を機に関係格上げ
- 大使、重点分野に経済協力や人材育成など
トー・ラム国家主席は3日、国家主席府で任期開始の挨拶に訪れた伊藤直樹 駐ベトナム日本国特命全権大使と会見した。
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ラム氏は、近年の両国関係の重要かつ良好な発展に満足の意を表明した。両国の多面的な協力が緊密化し、ハイレベルを含むあらゆるレベルで交流や意見交換が定期的に行われていることや、経済協力を柱に人材交流が盛んになっていることに言及した。
ラム氏は伊藤氏に対し、両国の重要な架け橋としての役割を効果的に果たし、アジアと世界における平和と繁栄のための包括的戦略的パートナーシップの具体化に協力するよう要請した。包括的戦略的パートナーシップは、2023年の日越外交関係樹立50周年を機に従来のパートナーシップが格上げされたもの。
伊藤氏は、任期中の最も重要な任務は次の50年に向けて両国の包括的戦略的パートナーシップを深化させることだと強調し、重点分野として経済協力や人材育成、文化交流、地域協力、観光などを挙げた。