海上自衛隊のあきづき型護衛艦「ふゆづき」が11日、南シナ海の要衝である南中部沿岸地方カインホア省のカムラン国際港に寄港した。
今回の寄港は親善訪問を目的としたもの。15日まで同省に滞在し、同省人民委員会及び第4地域海軍を表敬訪問するほか、ベトナム海軍の艦船の見学、第4地域海軍とのスポーツ交流などを行う。
カムラン国際港にはベトナム海軍の軍事基地が設置されている。南シナ海に面した同港は、全国の港湾の中でも国防面において最も重要な役割を果たしている。近年、日本や米国、中国など各国の軍用船が寄港し、ベトナム海軍と各国海軍との交流活動が活性化している。