- ビンフック省でKCVの新工場の開業式
- ステンレス鋼製バルブの生産能力拡大
- 高純度ガス対応バルブの工場棟を建設中
バルブ及びその他の流体制御用機器とその付属品の製造・販売を手掛ける株式会社キッツ(東京都港区)は10日、北部紅河デルタ地方ビンフック省でキッツ・コーポレーション・オブ・ベトナム(KITZ Corporation of Vietnam=KCV、ビンフック省)の新工場の開業式を執り行った。
(C) キッツ |
キッツは鋳物からの一貫生産を強みとする総合バルブメーカーで、現在は中国・台湾・タイに自社工場を、スペイン・ドイツ・ブラジル・インド・韓国に合併・買収(M&A)で取得した生産拠点を保有している。
KCVは、キッツの主力製品の1つであり、あらゆる産業分野で使用されるステンレス鋼製バルブの生産能力拡大、安定供給及び生産地分散による地政学リスクの回避を目的に2023年に新たに設立された。需要増に対応することで、グループの中長期的な売上拡大を図っていく。
また、2025年末の稼働を目指し、同敷地内に半導体製造工程で使用される高純度ガス対応バルブの工場棟を建設中だ。