- 合弁会社「COBOL PARK」を25年3月に設立
- 企業のDX推進と競争力強化に貢献
- 18年に包括的協働パートナーシップ覚書
ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)グループの日本法人FPTジャパンホールディングス株式会社(東京都港区)の事業会社であるFPTコンサルティングジャパン株式会社(FPTジャパン、東京都港区)と、ビジネスに必要なすべてのITサービスをフルラインアップで提供するSCSK株式会社(東京都江東区)は、合弁会社「COBOL PARK」を2025年3月に設立することを検討・協議する基本方針に合意した。
(C) FPTジャパンホールディングス |
「COBOL PARK」は、主にメインフレームを利用している金融機関などに対して、ビジネス継続に向けた既存システムの維持、さらにはマイグレーションに向けた道筋を提示するなど、複数の出口戦略を提供する。これにより、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進と競争力強化に貢献する。
FPTグループとSCSKは、2018年にアジア太平洋地域におけるITサービス事業での包括的協働パートナーシップに関する覚書を締結し、両社で協働を推進している。
「COBOL PARK」は、FPTソフトウェアの若手人材とSCSKの高い技術と業務への知見を有するシニア人材を結集し、レガシーシステムの開発・運用を担う人材を確保する。既存システムの維持に必要な技術者を確保するとともに、レガシーシステムのさらなるブラックボックス化を防ぐことで、顧客にレガシーシステムからの革新的な出口戦略を提供する。また、労働力不足への対策とシニア人材の価値向上を追求していく。