2021年12月に開催された「ミス・グランド・インターナショナル2021(Miss Grand International 2021)」の決勝大会でベトナム人として初めてミスの栄冠を勝ち取ったグエン・トゥック・トゥイ・ティエンさん(23歳)が24日、大会で着用した衣装4点をホーチミン市3区にある南部女性博物館(202 Vo Thi Sau, phuong 7, quan 3, TP. Ho Chi Minh)に寄贈した。
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南部女性博物館は、南部の女性たちが築いてきた伝統に敬意を示すとともに、過去のベトナム人女性たちの功績を現代の人々に伝える役割を担っており、現在では多くの旅行者が訪れる観光スポットにもなっている。
今回寄贈された衣装は、◇「ブルーエンジェル」(デザイナー:ティン・タイ)、◇「レッドダイヤモンド」(同:グエン・ミン・トゥアン)、◇「ドリームクラウン」(同:グエン・ミン・トゥアン)、◇「ピースウイング」(同:ソン・トアン)の4点。
ティエンさんによると、いずれの衣装にも深い意味と思い入れがあり、衣装を目にするたびに困難に直面しながらも大会に向けて努力した日々を思い出すという。
ホーチミン市出身のティエンさんは、身長171cm、スリーサイズは82-61-91cm。2018年の「ミス・ベトナム」でもトップ5にランクインしたミスコンのベテランで、「ミス・グランド・インターナショナル」の決勝大会では完璧なキャットウォークを披露した。英語で質疑応答に臨み、容姿や自信に満ちた振る舞い、賢明な応対が審査員に好感を与えた。
ティエンさんは2016年、ホーチミン市人文社会科学大学のフランス文学部に入学したが後に休学。2019年からはホアセン大学の国際ホテル・レストラン管理プログラムで学び、同大学を卒業した。
外国語能力と仕事に対する前向きな姿勢が彼女の強みだ。英語を流暢に話す一方、世界大会の2か月前からホスト国のタイ語を勉強し、現地メディアのインタビューにも応じるなど、その努力と心構えが現地メディアや審査員にも評価された。
ティエンさんは「ミス・グランド・インターナショナル」が終わってベトナムに帰国してからの1か月間、チャリティ活動や、メディアや学生との交流活動に忙しい日々を送ってきた。ティエンさんは1月28日には年内の仕事を納めてテト(旧正月)休みに入る予定だという。