2019年12月に公開されたベトナム映画「Mat Biec(原作邦題:つぶらな瞳)」が、公開から10日経った29日の時点で興行収入1150億VND(約5億5300万円)を突破した。
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有名作家グエン・ニャット・アイン(Nguyen Nhat Anh)の同名小説が原作で、日本では「つぶらな瞳」の邦題で出版されている。ビクター・ブー(Victor Vu)が監督を、ビクター・ブーと、グエン・ケイ(Kay Nguyen)率いる脚本家集団エータイプマシン(A Type Machine)が脚本を手掛ける。
配給のギャラクシー(Galaxy)によると、動員数は日に日に増えており、興行収入は上映終了までに1600億VND(約7億7000万円)に達する見込み。各シネコンは上映回数を増やして対応しており、1日の上映の50%以上を「Mat Biec」が占めるところもあるという。
これに先立つ2015年には、同じくグエン・ニャット・アインの小説をビクター・ブー監督が映画化した「草原に黄色い花を見つける(原題:Toi Thay Hoa Vang Tren Co Xanh)」が公開され、同年のベトナム映画の興行収入トップに立った。
なお、2019年に公開されたベトナム映画の興行収入は、「ハイ・フォン(原題:Hai Phuong)」が2000億VND(約9億6000万円)でトップ。「ハイ・フォン」はベトナム映画の歴代興行収入でもトップに立っている。