2月5日から15日まで開催される第65回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に、ファム・ダン・ジー監督作品で、実力派女優ドー・ティ・ハイ・イエンが主演を務めた「Cha va con va…(英題:Big Father, Small Father and Other Stories)」が出品されることが決まった。ベルリン国際映画祭にベトナム映画が出品されるのはこれが初めて。
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ベルリン国際映画祭には、1999年にトニー・ブイ監督作品「季節の中で(英題:Three Seasons)」が出品されたが、同作品は越僑監督による越米合作映画だったため、純粋なベトナム映画の出品はこれが初となる。
「Cha va con va…」は、実際にあった出来事をもとにした映画で、お金のために軽い気持ちで不妊手術を受けた貧しい青年たちの話。セックスをテーマとした芸術作品ではあるが、分かりやすい内容となっている。主演女優兼プロデューサーのドー・ティ・ハイ・イエンは、この作品でセクシーな女性ダンサーを演じている。
ファム・ダン・ジー監督は、「出品決定の知らせを聞いたときは、ベトナム映画もついに世界に認められたと思い、非常にうれしい気持ちになった。それと同時に、撮影中の苦しかった日々が思い出されて、涙が込み上げてきた」とコメントした。