- ハロン市のベトフン工業団地内で竣工
- クアンニン省内初の自動車製造工場
- 敷地面積36.5ha、年産能力12万台

地場大手自動車メーカーであるタインコングループ(Thanh Cong Group)は26日、東北部地方クアンニン省ハロン市のベトフン工業団地内でタインコン・ベトフン自動車製造工場の竣工式を開催した。これは、省内初の自動車製造工場となる。
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工場は敷地面積36.5haで、年産能力は12万台。投資総額は8兆6790億VND(約510億円)。高度に自動化した最新の生産設備と生産ラインを備える。初期段階では、ベトナム人の好みや消費動向に合ったBセグメントのスポーツ用多目的車(SUV)とセダンを組み立てる。次の段階では、環境に優しい電気自動車(EV)にも生産範囲を拡大する予定だ。
工場は当面、ドイツのフォルクスワーゲン・グループ(Volkswagen Group)傘下でチェコの自動車メーカーであるシュコダ・オート(Skoda Auto)のブランド車の生産・組み立てを行う。今年4~6月にシュコダ・オートのSUV「クシャク(Kushaq)」をベトナムで発売する計画だ。
同工場は雇用創出のほか、国内自動車産業のグローバルな自動車供給チェーンへの参加を促進することが期待されている。