- B鉱区・オモンガスパイプライン敷設案件
- パイプラインは全長431km
- メコンデルタへの安定したガス供給を確保

ペトロベトナムガス[GAS](PV Gas)子会社のペトロベトナムコーティング[PVB](PV Coating)は5日、東南部地方バリア・ブンタウ省フーミー市でB鉱区・オモンガスパイプライン敷設案件のパイプコーティング工事の着工式を開催した。
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これに先立つ2024年末、PVBはペトロベトナム・テクニカル・サービス[PVS](Petrovietnam Technical Services Corporation=PTSC)との間で、同案件のパイプコーティング工事に関する契約を締結した。契約額は約4260億VND(約25億円)。実施期間は282日間。
B鉱区・オモンガスパイプライン敷設案件は、国内最大のガス田開発プロジェクトの1つであるB鉱区・オモンガス田案件の一部で、投資総額は12億7700万USD(約1900億円)となる。
同パイプラインは全長431km(海底329km、陸上102km)で、南部メコンデルタ地方カマウ省、同キエンザン省、同カントー市を通過する。南部メコンデルタ地方への安定したガス供給を確保する重要な役割を果たす見通しだ。
B鉱区・オモンガス田プロジェクトは、ベトナム南西沖のB鉱区・48/95鉱区・52/97鉱区のガス田開発案件と、同ガス田のパイプライン敷設案件、第1・2・3・4オモン天然ガス火力発電所(総出力3800MW)案件の3件から成るもの。投資総額は120億USD(約1兆8000億円)超となっている。