- 東南アジア市場の開拓に本腰を入れる計画
- 1~6月期中に投資計画確定、協力強化へ
- ベトナムなどで海底ケーブル事業拡大へ
韓国LSグループで、海底ケーブル事業を手掛けるLSマリンソリューション(LS Marinesolution)が、ベトナムに営業拠点を設立し、東南アジア市場の開拓に本腰を入れる計画であることが明らかになった。
![]() (C) LSエコエナジー |
同社は1~6月期中に投資計画を確定させ、ベトナムの政府や現地企業などとの協力強化に努める方針だ。同グループでベトナムを中心に事業を展開するLSエコエナジー(LS Eco Energy、旧LS電線アジア)が明らかにした。
LSエコエナジーによると2月、国営ペトロベトナムグループ(PVN)の傘下で石油関連サービスを手掛けるペトロベトナム・テクニカル・サービス[PVS](Petrovietnam Technical Services Corporation=PTSC)の関係者が、韓国カンウォンド(江原道)にある、同グループのLS電線(LS Cable & System)のトンヘ(東海)工場を視察した。
PTSCは現在、ベトナムの洋上風力発電所で生産された電力を、海底ケーブルを通じてシンガポールに供給する大型プロジェクトを推進中だ。LSグループは同プロジェクトに協力し、ベトナムおよび東南アジアにおける海底ケーブル事業を拡大したい考えだ。
これと関連し、LSグループのク・ボンギュ社長は、海底ケーブル事業を企業成長の軸と捉えているという。ベトナムには海底ケーブル工場の建設を予定しており、2024年1月にはベトナムにある海底ケーブル工場の建設候補地を視察していた。