- フードデリバリー流通取引総額、+26%増
- グラブフードとショッピーフードが2強
- 東南アジアの流通取引総額、+13%増
シンガポール系調査会社モメンタム・ワークス(Momentum Works)はこのほど、2024年における東南アジアの主要6か国(インドネシア、タイ、シンガポール、フィリピン、マレーシア、ベトナム)のフードデリバリー市場に関する年次レポートを発表した。
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レポートによると、2024年のベトナムにおけるフードデリバリーサービスの流通取引総額(GMV)は前年比+26%増の18億USD(約2740億円)となり、東南アジアの主要6か国の中で最下位だったものの、伸び率では1位に立った。
ベトナムで最も人気のあるフードデリバリーアプリは、グラブ(Grab)の「グラブフード(GrabFood)」とフーディ(Foody)の「ショッピーフード(ShopeeFood)」で、GMVシェアはそれぞれ48%、47%に達している。
このほか、地場ビーグループ(Be Group)の「ビーフード(BeFood)」が4%、ゴジェック(Go-Jek)の「ゴーフード(GoFood)」が1%となっている。ただし、ゴジェックは2024年9月16日をもってベトナムでの事業を停止した。
なお、2024年における東南アジアのフードデリバリーサービスのGMVは前年比+13%増の193億USD(約2兆9300億円)となった。
2024年の東南アジアの主要6か国のフードデリバリーサービスのGMVは以下の通り。
1位:インドネシア(54億USD=約8200億円)
2位:タイ(42億USD=約6400億円)
3位:フィリピン(28億USD=約4260億円)
4位:シンガポール(26億USD=約3950億円)
4位:マレーシア(26億USD=約3950億円)
6位:ベトナム(18億USD=約2740億円)