- 16件の契約締結、契約総額2.9億USD
- 17件の戦略的事業提携契約を締結
- 国民の声に応えて展示を1日延長
ハノイ市のザーラム空港で12月19日に開幕した防衛・セキュリティ関連の国際展示会「ベトナムディフェンスエキスポ2024(Vietnam Defence Expo 2024)」は当初、22日の閉幕を予定していたが、国民の声に応えて一部ブースは23日まで展示が続けられた。
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同エキスポでは、展示面積約10万m2に国内外の企業242社が440ブースを出展し、戦闘機や輸送機、ヘリコプター、無人機(UAV)、船舶、砲兵システム、レーダー、銃、弾薬、電子戦装置、指揮制御システムなどが展示された。
ベトナムからは、国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)が研究・開発・製造した沿岸ミサイル複合体「VCS-01」、偵察・捜索救難用UAV「VU-R50」、「VU-R70」、「RAV-80」、攻撃用UAV「VU-C2」、同省傘下国防産業総局が研究・開発・製造した歩兵戦闘車「XCB-01」などが展示され、国民からの注目を集めた。
ベトテルおよび国防産業総局傘下の企業各社は、同エキスポにおいて計16件の契約を締結し、契約総額は2億8630万USD(約450億円)に上った。このほか、米国やインド、フランス、ベルギーなどの企業との間で計17件の戦略的事業提携契約を締結した。
ベトナム人民軍は展示会を通じて、防衛・セキュリティ関連産業を促進するだけでなく、国民への国防産業に関する情報周知を図り、国家への誇りを高め、軍民間の結び付きを強化したい考え。