韓国現代バイオサイエンスのデング熱治療薬、25年年初に治験開始

2024/11/15 13:49 JST配信
  • 自社デング熱治療薬「ザフティ」の治験へ
  • 9月にデング熱治療薬の治験推進で覚書
  • ベトナム保健当局も積極的に協力する意向

 韓国のバイオ企業である現代バイオサイエンス(Hyundai Bioscience)は、自社デング熱治療薬「ザフティ(Xafty)」の治験を、2025年初めに開始すると明らかにした。

イメージ画像
イメージ画像

 この治験に関し、ベトナムのライト・コミュニティヘルス開発研究所(LIGHT)が、新薬臨床試験開始申請(IND)の承認手続きを11月中に終えるよう、ベトナムの保健当局に対して要請した。現代バイオサイエンスは9月、LIGHTおよびベトナム保健省傘下の中央熱帯病病院と、デング熱治療薬の治験推進に関する覚書(MOU)を締結していた。

 IND承認後は、治験を遂行する中央熱帯病病院が、遅くても12月中に治験審査委員会(IRB)からの承認を受ける見通しだ。年内にINDとIRBが終われば、同社は「ザフティ」の治験に向けた準備を、MOU締結から約3か月で終えることとなる。治験までの期間が少なくとも6か月以上、長ければ9~10か月はかかる通常のケースに比べ、半分以上の速度で進んでいるという。

 現代バイオサイエンスは「ベトナムにおけるデング熱の患者数は年間40万人超と多く、治療薬が必須の状態。治療薬の提供にはベトナムの保健当局も積極的に協力する意向を示しており、治験の遂行はもちろん、結果も早期に出るだろう」と述べた。

 今回の治験はデング熱だけでなく新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、A型インフルエンザ、ジカ熱など様々な感染症を対象としており、「ザフティ」の汎用性を同時に確認する形態となっている。

[韓国金融新聞 10:12 13/11/2024 / 薬業新聞 16:49 13/11/2024, S]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

新着ニュース一覧

 ルオン・クオン国家主席は、ペルーの首都リマで開催中のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)は、傘下
 中国で大人気のティードリンクチェーン「覇王茶姫(CHAGEE=チャジ)」が、ソーシャル・ネットワーキング...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 東南部地方バリア・ブンタウ省ブンタウ市在住のタック・グエン・フオック・ゾアインさん(50歳)は、長年...
 韓国のバイオ企業である現代バイオサイエンス(Hyundai Bioscience)は、自社デング熱治療薬「ザフティ(X...
 兵庫県神戸市と公益財団法人ひょうご産業活性化センターは、地元企業の海外ビジネス展開支援の一環とし...
 日本とベトナムのリソースを活用したハイブリッドなシステム開発を行う株式会社ハイブリッドテクノロジ...
 12日から14日までの日程でペルーを公式訪問したルオン・クオン国家主席は現地時間13日午後、ディナ・エ...
 国防省傘下ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)は13日、第5世代移動通信システム(5G)の無...
 スイスに本部を置くグローバル教育機関イー・エフ・エデュケーション・ファースト(EF Education First)...
 ビングループ[VIC](Vingroup)傘下ビンファスト(VinFast)製の電気自動車(E
 地場ビーグループ(Be Group)はこのほど、同社の展開する総合アプリ「be」を介した家事代行サービス「be...
 南中部沿岸地方クアンガイ省人民裁判所は12日、43年前に共犯者とともに6人を殺害した後、指名手配され...
 ほくほくフィナンシャルグループの北陸銀行(富山県富山市)は13日、ベトナム日本人材開発インスティチュ...
 国会は13日、2025年の国家予算案に関する決議を賛成多数で採択した。2025年の国家予算の主な指標は以下...
トップページに戻る