ベトナム国家銀行(中央銀行)のグエン・バン・ザウ総裁は30日、リエンベトバンクを東北部クアンニン省第1モンズオン火力発電所建設案件向けに、アジア開発銀行(ADB)の融資分を拠出する銀行として選定する中央銀行決定678号/QĐ-NHNNを公布した。30日付ベトナムプラスが報じた。
これに先立ち、ADBは2010年11月9日、中央銀行と同案件向けに9億0285万ドル(約753億円)の融資協定に調印している。
同火力発電所は同省カムファ町で建設され、出力1000メガワット。稼動後は現在の水力発電に対する依存度を下げ、乾季における電力の安定供給に寄与することが期待されている。