中部高原地方ザライ省のザライ電力会社は、水不足により同省での水力発電所19か所の内7か所の稼動を停止したと明かした。また、5月半ばには、アズンパ製糖会社傘下の火力発電所も発電用サトウキビの不足により稼動を停止する見込みである。
イヤリ水力発電会社の社長は、2010年末のセサン川流域の雨量が前年比53%減少したと明かした。2011年現在、水不足の問題はさらに深刻になっている。同省にある各貯水湖の水位は例年の3分の2に留まっており、発電量は前年同期が17億~18億キロワットだったのに対して、現在は僅か10億キロワットの発電も厳しくなっている。